荻ちゃんは不思議なエネルギーを持っている。世の中にはいろんなエネルギーを持つ人がいて、わかりやすいのは、猪突猛進型のイケイケ系とか夢を追いかけていつもポジティブに前に進んでいる様な人。また、逆に、自信が無く、夢を描けない人や自分には関係ないと夢をあきらめている人。。。荻ちゃんは、そういう意味では、ニュートラルに位置する人なのかなと思える。仏陀の教えで言えば、中道を歩もうとする人。
ここは僕が一番共感するところでもある。自分を肯定しながらも、過度に自己主張すること無く、今ある状況を受け入れながら、最善の策を考え、状況に適応しながら、より良い世界を創造していく。創業者型の何も無いところからバリバリと豪快に自分の世界を創造していくのではなく、とても智慧の働く参謀、助言者という存在。そんなエネルギーが、荻ちゃんの今の仕事や人生を表現し、その才能を生きる故に、荻ちゃんの人生の成功や幸せがあるように思える。
人と人をつないで、構築していくと言うよりも、そこに押し込められて本来の機能を失いかけている組織に、荻ちゃんという潤滑剤が入ることで、それぞれが滑り出すように、本来の機能を復活し、組織全体が息を吹き返す。どんなに精巧なエンジンでも、潤滑油が無ければ全く動くことがないように、無くてはならないそういうエネルギーをいつも感じている。
そうした荻ちゃんの才能は、天性の感性とその感性が輝き出すために必要だった、失敗や苦難の数々。。。実は、誰しもそれは同じで、適材適所、それぞれに才能があり、それを表現する元となるエネルギーがある。その自分本来のエネルギーに気づけた人は幸いだ。しかし、その人生を未だ生きることができない人もまた多いもの。しかし、すべての人に才能はあって、その才能が輝き出すためには、まず、原石を削り出し、磨いていかなくてはいけない。
そのためには、輝きはおろか、それが素晴らしいクリスタルであることすらわからないようにこびりついた観念という不要な部分を砕き、削り落とすために必要な、時に荒療治も人生では必要とされることも多い。それは当然、痛みを伴うことも多いのだ。
しかし、その痛みを乗り越えるのは、自己への信頼と誰しも、その人にとってベストな才能が必ず眠っているという真実への信頼。
一見、何のへんてつも無いゴロ石のように見えても、その内側には必ず美しいクリスタルが眠っている。みんなそのクリスタルを見いだし、輝かせることができる。荻ちゃんの体験は、まさに、そうした自分のクリスタルに出会うための、まさに、ヒーローズジャーニーであり、また、さらなる輝きへの旅の途中とも言える。
これからも、共に、自らの輝きを強めていくために、荻ちゃんの旅もまた応援していきたいと思っている。