大空さんのお名前は、僕が持っていたいくつかの本で翻訳者として見かけていた。今回、友人の花慧さんにご紹介いただいてお会いしたとき、とても興味深かったので、インタビューさせていただいた。大空さんは、とてもピュアでポジティブな人だなと、初めてお会いしたときに思ったけれど、お話を聞いていて、すごく真っ直ぐにものごとを見ていて、情熱を持って楽しく活動されている、そんなエネルギーやオーラを感じた。柔らかいのに、とてもパワフル。柔よく剛を制すとは柔術でよく使われる言葉だけれど、兵法の中の一節だそうだ。「柔軟性のあるものが、そのしなやかさによって、かえって剛強なものを押さえつけることができるということ」という意味らしい。
大空さんが、何かを押さえつけるわけではないけれど(笑)、柔らかく、しかし、しっかりと取り組む。お話も含めて、そんな「しなやかな強さ」みたいな生き方の大切さを、大空さんから得ることができたように思う。
通訳者としての大空さんでなければ伝えられない言葉がある。せっかくの素晴らしい講演やセミナー、内容も、通訳する方によって、その伝わり方は半減もすれば、さっぱり大切なところが伝わらないと言うこともある。もっと言えば、大空さんのように、自らもそのことを十分に理解されて、さらに伝える力も高い方は、その講師、セミナーリーダーの力を増幅させて、ダイレクトに聞くよりも、もっとわかりやすく伝わってくることだってある。大空さんの通訳はそんな通訳なのだろう。エネルギーそのものを伝えるコミュニケイター・・・大空さんの今後のさらなるご活躍に期待したい!