心と身体に深く影響を及ぼしている色

ワダ:
今回のクエストカフェ・インタビューは、逗子海岸が見えるカフェで、色彩プロデューサーの関口智恵さんのお話しを伺いたいと思います。今日は、よろしくお願いします。
関口:
はい、よろしくお願いします!
ワダ:
いつも、智恵ちゃんと呼ばせてもらっているので、気楽に行かせていただきたいと思います。今日はなぜ、逗子なのかというと、智恵ちゃんが逗子に住んでいるからなんですね。。。笑
僕も何度か逗子には来てますが、いいところですよね〜!ここからは、逗子海岸が見渡せてとても素敵です。
さて、智恵ちゃんと出会って、もう5年くらいのお付き合いになるかな。結構、濃い話してますね。お互いに・・・笑
関口:
はい。濃いというか、深いというか・・・笑
ワダ:
はい・・・笑 まず始めに、智恵ちゃんの活動についてお話ししてもらえますか?
関口:
はい。私は、光と色・色彩心理を活用して、メンタルマネジメントや企業のマーケティング活動をサポートさせていただいています。具体的なお客様は、大きくわけると2つの方向性にわかれています。1つは、企業からのご依頼で、光や色など五感を活用したメンタルケアや研修・講演、カラーマーケティングといったような商品や販売促進の監修、コンサルティングです。もう1つは、一般の個人の方々に、色彩心理学、心理学講座や「理想の未来を創造する・ライフマネージメント講座」や、自分の本質が輝く「売り込まない、遠回りしない、無理しないポジショニングの講座」などを行っています。その他、個人セッションは、うつ症状のかたから、経営者まで、コーチング、カウンセリング、ヒーリングと、そのかたに応じてカスタマイズして行っています。
その他、一般社団法人日本カラーヒーリング協会をたちあげ、色彩心理の専門家「カラーヒーリング・アドバイザー」を育成しています。
ワダ:
以前、大学とかでも教えたりしてたよね。
関口:
大学は数年前に心理学やカウンセリングのお仕事について、非常勤で行っていました。
ワダ:
かなり結構幅広いね。
関口:
そうですね。
ワダ:
日本カラーヒーリング協会というのは、具体的にはどのような活動ですか?
関口:
日本カラーヒーリング協会のテーマは「予防医学のためのカラーヒーリング」と「色をとおした生涯学習の推進」です。具体的な活動としては「カラーヒーリング・アドバイザー」と、その上位資格になる「インストラクター」を育成しています。その他、色彩が心と身体にいかに影響を及ぼしているのかメンタルケアや個人セッションでの臨床データを研究しています。理事は、脳神経外科医の院長、スポーツマネジメント専門の大学の教授など、その業界の第一人者の方々にお願いしているんです。カラーヒーリング、色彩心理といっても、占い的なニュアンスで捉えられる方も非常に多いですし、私は、カラーヒーリング(色彩療法)や色彩心理を予防医療として拡げたいと思っているので、そういうことをご理解していただいていかる方々に理事をお願いしているんです。
ワダ:
占い的に捉えられるというのはどういうこと? 僕からすると色彩心理というと、例えば、病院とか、学校とか、心を落ち着かせるとか、より勉強しやすい色の空間とか、そういう心理学的な要素が中心だと思うんだけどね。
関口:
そうですね。色がいかに心と身体に影響を及ぼしているのかということをよくご存じの方も多いのですが、メディア的にとりあげられやすいのは、「赤が好きな人は〜〜な人」といった占い的なニュアンスで取り上げられることが多いですね。あとは、何かの迷信のように、思われているかたも、とても多いんです。
でも、実は「カラーヒーリング」の源流は、古代まで遡ります。たとえば、エジプトでは、太陽のもつヒーリングパワーが崇拝されていて、太陽神は、健康をもたらし寿命を延ばすものと考えられていました。古代のエジプト人は、病人のために色彩と光の寺院を建てています。そこには神聖な場所として特別な色彩空間があって、病人は群青色、紫色、ピンクの光を浴びることができました。エジプトのヒーラーは、心と体の病気の両方を癒すために特定の色を身につけることを患者に勧めたそうです。
またギリシャの哲学者ピタゴラスは、紀元前500年前に色による治療を行っていたと言われています。アメリカ先住民のインディアンは、色彩をヒーリングに利用していて、慢性病や戦いで受けた傷を治すのに用いていたんですね。だからカラーヒーリングというのは、今の流行のようにとりあげられることもあるのですが、そうではなく古代から受け継がれている知恵なんですよね。
そしてよくメディアでもとりあげられる「赤が好きな人は、〜〜な人」といったカラーセラピー的なことも、あまりにも一般論というか、人間の心は、もっと複雑で、答えは決して1つでは、ないんです。ある人にとっては、赤はテンションをあげる色かもしれないけど、ある人とっては、赤が最も心が落ち着く色ということも、あるんです。色は「個人の記憶」と密接にリンクしているので、その「個人の記憶」を色をとおして、ひもとくことで、自分の潜在意識にも、アクセスすることが可能になりますね。色によって自分の枠組み(価値観・信念体系)を知るということで「カラーフレームワーク」と私は提唱しています。
ワダ:
なるほど。では心理学やカウンセリング的な意味あいも、強いですよね。
関口:
そうですね。どうしても人のお話をニュートラルに聞くカウンセリング的な要素が強いので、そういった意味で、カウンセリングスキルは講座の中でお伝えしています。カウンセリングやコーチング、カラーを扱われるお仕事をされるかたは、まず、自分の価値観や信念体系、枠組み、それらに「気づく」ことが、最も重要だと私は思っていますから。その中で自分と色との関係性や、心理学的な自分の信念体系とか、思い込みについて、気がつき、自分の心の整理整頓をされたかたが、あらためてプロになるのは、素晴らしいことだと思うんですね。私自身も、常に、自分の心と内観し、気がついたことに関しては、浄化するようにしています。人の心にふれるお仕事をしていることもあるし、学びに終わりは、ないですね。私は、今まで知らなかったことを知ることが大好きなので、とても楽しいと思っています。
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悩むという事は選択肢が多くて、余裕があるから悩める

ワダ:
ライフマネージメントというのは、カラーヒーリングとは違うよね。それはどういう経緯で始めたの?
関口:
ライフマネージメントは、理想の未来を創造する、自分の人生をマネジメントしようという事なんです。私は自分がこうしたいと思ったら、いつもそうなってきたので、みんなも私と同じだと思っていたんです。だから「夢をあきらめない」とか、そういう言葉にも、違和感がありました。「夢」って、何?「予定」だよね。みたいな。「あきらめない」って何?だって、思ったことって、実現するよね?って、感じ。
でも、お仕事でカウンセリングなどを行っていくと、そうじゃないってことがわかったんですね。あと、数年前に、経営者仲間と話をしていたら「関口さん、僕たちは、自己啓発のセミナーにたくさんのお金を払ってきたけど、関口さんは、天然かつ天才で、そういう思考なんだね。そういう人って、いるんだねーー」って言われて、初めて、「へぇーー」って感じでした。
それから、逆に、私が無意識に普通に行っていたことが、世の中の成功哲学や自己啓発系・引き寄せ的な人たちは、皆さんどのように書かれているのかなと思って、たくさん読んでみたんです。
読めば読むほど、本なので理論的になっているんだけど、そんなに小難しい用語を使わなくても、もっと楽しい感じで、私は伝えられるんじゃないかなーと思って、できたのがライマネジメトン講座なんです。
ただ1つの難点は、私自身が「やりたかったらやればいいじゃん!」「こうなるイメージだったら、そう思っていたら実際、そういうことが起こってくるよね」といった思考なので、「こんなに辛かった私が、こんな風になりました」という、ビフォー・アフターみたいなのが、私には、実感がなく、元々そうだったので、何が難しくて、何がわからないのかが、最初はわからなかったんですよね。なので、「できない」「無理かも」みたいな思考をもともともっていた夫に(笑)、この表現でわかるのか、わかりにくいのか、そういうアドバイスを多々もらいましたね。
ワダ:
なるほど・・・
壁というか、自分を制限するみたいなものは無かったのかな?
関口:
ないですね。
ワダ:
昔から?
関口:
たぶん、昔からかな?あんまり「壁」とか、「制限」とか、考えたことないです。
基本的に自分のことを信じてるし、何か大きな力で守られてる感がすごくありますね。
私、20代のクリスマスのときに一歩間違うと火事で死んでたね・・・みたいなことがあったり、あと色々ありますね (苦笑)そのときはわからなかったけど、今思うと、目に見えない力が働いていたんだなと思います。まさに感謝ですね。
制限に関してですが、カラーの事で独立した時から、本が出たりとか、テレビ、メディアで取り上げられたりとか、自分がそうなるイメージは初めからわかってました。だから別に「カラーで独立できるかな?」なんて、思ったことないです。「独立する」と決めてるわけだから、最初からカラーで独立することもわかってたし。それで自由に暮らす事もわかっていて、そういう意味で、制限というのは全然なかったです。
ただ、結婚して、子供にも恵まれ、キュア・カラーもおかげさまで順調で、毎日、本当に幸せだなー、子供の顔を見ながら、感動して涙。みたいな日々なんですよね。奇跡的な普通の日常が、ありがたくて。ところが、ニュースでは、虐待や悲惨な出来事がたくさんあるわけですね。関口家の幸せだけを考えると、既に完結しているけど、もっと地域・日本・世界・宇宙的な視野から、自分のできることや使命を感じることが、起こってくるんですよね。
そして、いろんなことに気づくわけですけど、そっちの方が何か壁というか、自分の想像を絶する以上のものが見えた時に、びっくりするというような・・・
ワダ:
それは例えば、智恵ちゃんの器というものがあって、それを満たして行く時に、自分はこのくらい満たせるんだという事がわかっていたら、それを満たして行くだけだよね。一通り満たして来たら、さらに拡張できる感覚というのが見えて来て、それを拡張して行こうという感じてやっているところなのか、それとも、まだ実は器を全部満たしていないとう感じなのかな?満足はしてるけど、まだ器の淵が見えてるというか・・・
関口:
最初からカラーの仕事を始めた時、安定して来た時から、以前の仕事であった広告代理店の時に比べて、今は脳みそをフルに使っていない感じがいつもあったんですよ。
使う脳が違うというか、個人セッションとかして、常に120%集中してやりきってるんだけれども、まだまだ余力があって、でもその余力というのは、家族との時間を大切にしたかったからそうしてきたんですけど、でも脳的には、たくさん余力があるということを自覚していた感じですかね。だけれども、別にそれはそれでいいと思ってたんですよね。
だって家族と一緒にいたいんですもの(笑)でも、1年前当たりから、いろんな出会いがあって、自分自身に天命というか、役割とか、そういったことがあるんだな〜っていうことにこれでもかっていう位に、気がつかされる感じですね。もう逃げられないくらいおいつめられる感じです(笑)
ワダ:
最近、ブログにシフトしたような体験をしたことを書いてあったね。
関口:
はい。
ワダ:
それは突然やって来たの?
関口:
突然というか、徐々になんだけれども、やっぱり映像として見たんですね。自分の最終地点、天命というか、そういったところでの最終ビジョン、ゴールの姿を私自身、映像としてみたいので、既にわかってるんですよ。ただそのアウトプットの方法は、今までの光と色のお仕事としてのプラスアルファーなのか、どういうアウトプットの方法なのかっていうこと、それは多分模索しなくても、今まで通り、向こうから流れて訪れるものだと私は思っているので、きた事に対して対応して行くっていう感じですね。スタンスはそんなに変えるつもりはないけど、ゴールみちゃったって感じ(笑)
ワダ:
なんかサイキックなビジョンと言ってもいいのかもしれないけど、そういった部分って智恵ちゃんあるよね。サイキックって言ったら、ちょっと語弊があるかもしれないけど。
関口:
それが、ここ1年ですごくわかりやすく、今まで見えたりもしてこなかったのが、見えて来たけど・・・
ワダ:
ビジュアル的に?
関口:
そうそう、ビジュアル的にも、ありますね。「わかる」って感じのほうが強いかな。
20代のときに心理学とかも理論的に学びましたが、学びながら、それは、「わかってた」「ずっと前から知ってたし、そうしてた。」的な感覚は、すごくありましたね。
あとは、みんなもそうだと思うんですけど、例えば、「今日は野菜が食べたい」って、身体は、わかってるわけですよね。その感覚・感受性が拡大されてる感じでしょうかね。
小さい時から全部、直感で感じたとおりに、自分が思ってきた通りに生きてきたというか創造してきたので、いつ死んでも全く後悔はありません。でも、まあお役目が残っている間は、生かされるでしょうね。
ワダ:
ライフマネージメントというのは、とても興味があって、皆さんは、どんな思いから受けられてるんだろう?より良い人生を生きたいという純粋な思いからなのか、混乱の中にいて、なんとかしなきゃっていう人なのか?
関口:
今までの参加者の方たちは、結婚をしていない方もいらっしゃるし、結婚して子育て中で、今の状況が嫌じゃないけれども、このまま自分の人生が終わってしまうのかなって漠然とした不安があったり。OLさんだったら、結婚したいけど相手もいないし、かといって会社を辞めるほど嫌な事もなく、でもやりたい事もなく、改めて自分の人生を考えてみた時に、どうやって生きていくのかということを見ていこうとしている方たちが多いです。
そういう方々に、今なぜ、自分の方向性に迷いがあるのか、その「時代背景」を先にお伝えしているんですね。その背景とは、例えば、今の時代、選択肢がたくさんあるということ。戦争時代とか昔だったら、結婚する相手も、決まってたわけじゃないですか。1回も会っていない人と結婚しますみたいな・・・そういう時代じゃないので、結婚する相手も、働く場所も、昔だったら八百屋さん、花屋さんって、わかりやすい職業しかなかったけど、今はすごくたくさんあるので、選択肢が多いんですよね。選択肢が多い場合、よほど自分軸がしっかりないと、とても迷うということとですね。私は、「迷う」という自体、切羽詰まっていない、余裕がある状況に今いるということをお伝えしています。
悩む、悩める状態にいられるという事は、すごく余裕があるから悩めると、私は思うんです。例えば、海で溺れそうになった時に、クロールで泳ごうか、平泳ぎで泳ごうかということで迷ったりしないでしょ。取りあえず、手足動かすじゃないですか。だから、今はクロールにしようか、平泳ぎにしようかって考えてる余裕があるんです。だから、食べるのにすごく困ってますとか、生きていけませんって、本当に困っている人は少ないです。
今の時点で、「非常に自分に余裕があって恵まれている」ということをまず自覚する事。まだ色々あるのですが、まずは、なぜ悩むのかという背景をまずお伝えして、それで自分でやっていく中で立ち止まった時に、もう一回そういうところを見つめ直すと、必ず気づくポイントがあるので、そういうところも講座の冒頭で、先にお伝えしています。
ライフマネジメント講座では、自分が気づいていない潜在意識の思考パターンというのがあるので、そういったところを現実的なカタチでお伝えしつつ、個人セッションも行っています。潜在意識は、目に見えない世界ですが、できるだけわかりやすくお伝えしているつもりです。
ワダ:
自分の人生設計という前に、自分はどんな思考パターンや考え方を持っているのか、どういうところに引っかかりやすいのかとか、それと自分の人生の全体像、今の人生の全体像を見つめて、見直していく、そういう作業をしていき、その先に、どう生きていくのかというような作業をしていくという感じだね。
関口:
そうです。最初に、ゴールから決めますね。どういう風に生きていきたいかというゴールを設定してもらい、目的や目標を見ても、制限されている思考ではゴールは見れないんですね。なので、制限をはずして、ゴール設定をしていただいて、そこから逆算して、現実的にどういう行動に落して込んでいくのかということを初めてやった時、頭ではこういう風にしたいと思っていても、結局、行動でブレーキがかかってしまうケースがあるんですね。実際に、ブレーキがかかった時点で、思考パターンを見つめ直さない限り変わらないわけです。だから、先にゴールを設定して、そのまま具体的にやっていく中で、途中経過として発表して頂いて、どこでブレーキがかかっているのか、思考パターンを見つめ直すという感じになりますね。
ワダ:
なるほどね。これまでの皆さんの成果はどんな感じですか?
関口:
もう「目からウロコでした」みたいなかんじですね・・・笑
人生激変されたかた、多いですよ。
ワダ:
思うんだけど。漫然と生きてたらどこにも進まないし、潮の流れがあったら、クラゲのように、それに流されていくみたいなところがあるじゃない。
関口:
はい。
ワダ:
でも、自分の意志で、あそこに向かって泳いでいこうと思うとそこに行けるわけで、人生も全く一緒だと思うのね。だから、自分がどうしたいかっていうことが一番大事で、それを決めていない人がすごく多いと思うんだよね。
決めるのが怖い人もいるよね。例えば、自分の理想を描いて、そこに向かおうと決めたら、そこに行かないといけない。行けばいいのに行けない理由のひとつに、夢を追っかけて走り始めたのはいいけど、途中で挫折したり、上手くいかなくて、ネガティブな結果をイメージしてしまうというか、先回りしていろいろと想像してしまい、結局、決められない。
最初に決めるのもそうだけど、自分の今の状態を見つめたり、自分で気づいていない思考パターンを紐解いていくというのは効果的だよね。
関口:
とても効果的ですね。今の出来事や状況をつくりあげているのは誰のせいでもない全て「自分自身」ですから。上司の○○さんやお姑さんや彼氏のせいではないということ。
過去の人生の結果が「今」なので、未来を変えたい場合は、「今」の思考パターン、行動パターンを変えない限り、70歳になっても、親や夫や子供のことであれこれ悩み続けることになるでしょう。思考パターンや未解決の問題が浄化されない限り、登場人物が変わるだけで、根本的な解決にはならないんですよね。全て自分が引き寄せた結果ですから。
あと、やっぱり「決められない」「決断できない」っていうかたは、「できない自分」「できなかったからどうしよう」みたいな部分が大きいんですよね。なぜ「できない自分」を想像してしまうかというと自己肯定感が低いからです。だからむりやりゴール決めても、自己肯定感が低い限り、どこにもいけませんから、まずは自己肯定感を高めるヒーリングやセッションを行います。逆にいうと、自己肯定感が高ければ、なりたい自分を自由に創造できるんですよね。
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導かれるままに色彩と心理学の世界へ

ワダ:
どういう経緯で、いまの色彩の専門家、色彩プロデューサーという活動に至ったのか聞かせてもらえますか?
関口:
はい。私は小学生の頃から、結婚しても子供が生まれても、自由に働きたいと思っていたんですね。そのためには「手に職」をつけて、自分に力をつけないとと、すごく思っていました。なので、高校を卒業してからの進路も、私の選択肢の中に「大学」という道は、全く考えていませんでしたね。当時、大学のイメージが遊びに行くところみたいなイメージが強くて(笑)私は早く社会にでて、何をして自分が働くのかということに、すごく興味があったんですよね。結果的に、とりあえず資格がたくさん取得できる福岡の専門学校の秘書課を選びました。2年コースだったのですが、1年生のときには、2年間分の資格を全部取得したんですけど。そしてなぜか、2年生に進級する春に、学校の先生とケンカして、あまりの理不尽さに、次の日に学校に電話して「学校辞めます」ってなんと自主退学(笑)当時、私はコンサートの制作に携わりたいと思っていたので、ちょうどいい機会だし、就職するのが1年前倒しになったくらいの感覚で、東京に上京したんです。それで、アーティスト(ミュージシャン)の制作会社に入社したいと思っていて、自分で面接を受けにいって合格して、それからが東京ですね。
ワダ:
笑・・・なるほど。。。
専門学校を中退して、いきなり東京に行ってみようと思ったの?
関口:
そうそう。アーティストのコンサートで、あんなに大勢の人を一度に感動させることができるってすごいなっていうところから、そういうことに携わりたいと思ったんです。それで東京には、誰ひとり知り合いもいないし、そういう業界自体、どんな風にしたら就職できるのかも、全くわからなかったんですけど、1人で色々調べて、2社受けて2社とも合格しました。
ワダ:
僕は、若い頃は東京へ出るなんて、結構ハードル高かったんだけど、そういう葛藤みたいなのは無かったの?
関口:
東京に行くこと自体に、葛藤は、ないですけど。ハードルは高いですよね。今みたいにインターネットも何もない時代ですから、「東京」自体どんなところか全くわからないんでねー。親には「ただ単に福岡に生まれたからといって、やりたいことができないなんて嫌だから。私がやりたいことは、東京に行かないとできないことなんで、行くから。」って言いましたね。今でも親に言われるのは、あのとき「日本の首都は、東京だから、私は行く」って私が言ったそうです。全然覚えてないけど(笑)
バイトもしてお金も少しは貯めてたけど、ただ何といっても人脈も何もないんですよね。だから、アーティストのライブビデオとか見て、最後にテロップとか流れますよね。
その会社を調べて、電話をして、「募集してますか」って聞いて、そんな感じですね。
ワダ:
普通の人は躊躇するよね。そんな風に、どんどん行動できたのは何でだろうね? 例えば、子どもの頃から、親からの規制がなくて、好きにやったらいいよっていうような安全で、自由な環境で育ったとか・・・
関口:
そうですね。その躊躇するみたいな感覚は、私はわからないんですよね。だって、やりたいことがあれば、やればいいじゃんみたいな感じ。頭で色々考えたところで、結局、行動してみないとわからないですよね。で、行動しても、縁がない場合も、もしかしたらあるかもしれないけど、それでも、それは決して失敗では、ないんですよね。それ自体、進んでるってことだから。私の中では、何もしないってことが最大の失敗だと思っています。親から、何か制限されたみたいな記憶は、あまりないですね。共働きだったので放任主義的な感じかな(笑)
ワダ:
早くから自立してたの?
関口:
たぶん精神的には、かなりしっかりしてた子供だった気はします(笑)小学生の頃から、どうやって生きていくかということにすごく興味があったので。もっと大きな世界が私を待っているから、早く大人になってすごい人たちとたくさん会いたいと思っていました。
コンサート制作みたいなことは、当時、本当にやりたいと思ってたので、ただそれが、たまたま東京に生まれ育っていなくて、福岡にいるっていうだけでやれないっていうのは嫌だったので、上京しただけのことですね。
ワダ:
まあね。
関口:
だから、電話して行ったっていうだけですね。
ワダ:
そのシンプルな行動が多くの人はできないわけでね。。。笑 でも、福岡にも音楽関係とか、ミュージシャンもいっぱいいるよね。
関口:
はい。そこでバイトもしたことがありますが、やっぱり東京の方が世界は広いですから。
ワダ:
広告代理店時代は何年ぐらいやってたの?
関口:
広告代理店時代は約8年ですね、最初に、そのコンサートの制作やコンサート機材を運搬する会社で社長秘書や事務みたいなことをやって、事務作業自体、苦手でしたね。当時、その業界自体、何か違うなと感じて、それで、一般事務以外の仕事がしたいと思って、大手の塾のグループ会社で新卒を採用する時に、人事関係のコンサルティング営業を行う会社に就職したんですね。まだ20代前半の時に、その部署の同期の中で一番営業成績が良かったんですね。私だけ特別に福利厚生として会社がマンションの家賃を半額補助してくれたり、とても居心地はよかったのですが、私はもっと成長したかったので、転職しようと思ったんです。で、探していたら、たまたまイベント会社のたちあげスタッフを募集していたので、入社するんですが、そのイベント会社の就職先の親会社が広告代理店で、その面接時に部長が気に入ってくれて、イベント会社に3ヶ月間いたんですが、親会社の広告代理店に異動になって、気がついたら広告代理店でアーティストの宣伝をやってたという。ビックリですよね。元々19歳の時にコンサート業界に入社したけど、一旦離れたにも関わらず、23〜24歳くらいで、もう1度自分が意図しないカタチで音楽・コンサート関係に携わるわけですよ。カラーで独立したあとも、たくさんの媒体から取材していただきましたが、よく広告代理店当時の人脈があるからと誤解されますが、全く違うんですよね。全然知らないメディアのかたから、ご依頼があって、現在に至るわけですが、よほど鈍感じゃない限り、そりゃあ気がつきますよね。音楽やエンタテイメント業界と縁があることを。
ワダ:
なるほど〜・・・カラーはその頃から興味があったの?
関口:
全然なかったですね。私は結婚して子どもが生まれても自由に生きていきたいと思っていたので、そのための手段として独立しかないなと思っていて、ずっとフリーで何ができるんだろうと探していたわけですよね。たまたま読んだ雑誌に、カラーコーディネーターの方がインタビューされていて、結局、資格を取得しても意味がなくて、企画とか、営業、人脈、宣伝とかそういったスキルがすごく大事だと書かれていたんですよね。それで広告代理店でそういった事は死ぬほどやってきていたので、じゃあその色彩を勉強すれば独立できるのかなと思って、そこからたくさん本を読んで、得に、私は色彩心理にすごく興味があったので、そんな流れですね。
ワダ:
なるほど。ということは、もともと意図して、無理をしていったというよりも、自然な流れでそういう方向になったわけね。
関口:
いつも全然無理していないですね。その都度、導かれるままに素直に、シンプルに動いた結果、現在に至るって感じですね。あと常に自分のことを俯瞰してみるようにはしています。それはクセになってるかな。私に何をさせようと思って今このタイミングでこの人に出会っているのか。こういう出来事が起こるのか。客観的に分析しますね。
ワダ:
自分が興味を持っているものを勉強する。それでひとつの自分の世界ができてくると、それを整理して伝えていきたいというレベルになって、そんな感じで、ずっと繋がって来ているんだね。
関口:
そうですね。
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人間の本質を思い出すことがすごく大事

ワダ:
智恵ちゃんとは、スピリチュアルなこともよく話をするけど、もともとそういった事に対しては、どういったところから興味を持ったの?
関口:
全く興味がなかったです・・・笑
ワダ:
当時はそういうことを知らなかったの?
関口:
30歳まで全然知らなかった・・・ 占いとかは行ったことがあるけど、スピリチュアルなことは全く興味がなくて、要所要所で、見えるとか、聞こえるというようなスピリチュアルな方にお会いする機会があったんです。
ワダ:
智恵ちゃん自身はそういう感覚はある?
関口:
今は、ありますが、当時は全くなかったですね。逆にそういう人に会っても「だから何ですか」みたいな感じで・・・
ワダ:
そこには関心がなかった。
関口:
全く関心がなく、私の中で福沢諭吉さんじゃあないけど「人はみな平等」という価値観がすごくあるんですよ。だから、見えたりきこえたりする人も、有名な芸能人も、大企業の経営者もOLさんも専業主婦も、八百屋さんも、宅配便のかたも、みんな同じなんですよね。もちろん「人として」は、個人によって全く異なるけど。
見えたり聞こえたりする人が、魂的に波動が高いかというと、全くそういうことではないんですよね。いろんなかたがいらっしゃいますから。それよりも、人としてどうなのかということが一番大切だと思っているので。
ワダ:
いつ頃からスピリチュアル的な感覚が目覚めたの?
関口:
静かな流れは、3年前に逗子に引越して、アシュタンガヨガを初めてやって、なぜかすごい「アシュタンガ」にはまったんですよね。ヨガは、その前からなんとなくは、やっていたんだすけどねー。あまりにアシュタンガヨガにハマって、もっと深く知りたくて、インストラクターのセミナーも行きました。アシュタンガの全体像が知りたかったから。そのセミナーでも、瞑想についての講義も、チラッとあったんだけど、私、以前はなんで瞑想するのか、意味がわからないなって思ってたんです。よく心が平穏になるために瞑想するとか、心を静かにするためみたいなこと、よく本に書いてますよね。もしそれが目的であれば、私には全く必要ないなと思ったの。私、元々心が平穏だし、本当に静かなんで(笑)だから、私はわざわざ瞑想しなくてもいいわけ?みたいな、そんな感じだったんです。
ワダ:
ということは最近ということ?
関口:
1年前くらいからですね。徐々にひらかれたのは。今は、瞑想も習慣にしてるんだけど、それは別に心を穏やかにじゃなくて、自分の内なる声や大いなる存在といったものとアクセスする感じですね。
ワダ:
僕の場合は、元々、心霊だったりUFOとかそういうオカルティックな世界から逆に哲学の方に流れ着いて来たというところもあるんだけど、そういう意味では過去を振り返って、スピリチュアリティの世界に片足を突っ込んでいるみたいなのがずっとあったのね。そういう感じじゃないんだね。
関口:
全然ないですね。ヨガにハマって、たまたま「あるヨギの自叙伝」というヨガナンダさんの本を教えてもらって読んで、もう本当にビックリしちゃって、すごいと思ったんですよね。実際にそれが真実かどうかはわからないけれども、もし真実であれば大変だと思って・・・笑
ワダ:
すごいことが書いてあるよね・・・あの本は。
関口:
誤解を恐れずに言うと、あの本にみんな神の子だって書いてるじゃないですか。神様でも創造主でも呼び方はなんでもいいんだけど、大いなる力がはたらいていて、人間も宇宙は創られたみたいな。めちゃくちゃビックリしましたね。
それが真実かどうかというよりも、私の知らない世界がそこにあって、尚かつ、ヨガナンダさんの行動・言葉そのものに感動しましたね。
ワダ:
ヨガナンダさんの「あるヨギの自叙伝」の影響が大きかった?
関口:
そうですね。本当に驚きました!
ワダ:
「あるヨギの自叙伝」に書いている事は、例えば、空中浮揚するような、トランスポーテーションみたいなことも、ごくごく当たり前のように書いてあるからね。・・・子供時代のヨガナンダさんの話が面白いよね。純粋でピュアなバイブレーションをとても感じて、真実性をすごく感じるんだよね、あの本からは。
関口:
実際に、自分が色々と見えたりいろんなことがわかるようになると、あの本に書いていることは、本当にみんなできるんだなって確信を得たんですよね。だから、そういう人間の神秘的な部分とか、そういうのを古代のインディアンやチベットの人をはじめ、いろんな場所で、昔の人たちは知っていて、そういう事が日常的に行なわれていたんだろうなって想像すると、やっぱり直感や、人間の本質的な部分を思い出すという事がすごく大事だなって実感していますね。
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率直に話し合える仲間たちと一緒に進化していきたい

ワダ:
今の時代をどのように捉えてますか?
関口:
そうですね。物質主義的な方たちは、自然淘汰されて、原点に戻って美しい地球を守りたいという考えにシフトしていくタイミングだと思っています。自分たちだけがよければそれでいいみたいな利己的な政治を見続けてきた私たちは、傍観者になるのではなく、未来の子供たちに負の遺産を残さないように、気がついた人、できる人たちが、民間の自分たちの力で、地球を守っていくような活動をしていく人たちがこれからもどんどん増えていくと思います。もちろん、私もそのひとりです(笑)
それにはボランティアといった時間とお金に余裕がある人たちでないと、なかなか継続することが難しいといったカタチではなく、それ自体が経済活動になるシステムをつくりたいですね。
ワダ:
いま時代の大転換期と言われて久しいんだけど、僕が20歳ぐらいの頃から時代の転換期と言われて、すでに30年近く経とうとしていて、30年ってとっくに転換終わってるんじゃないのって思うんだけど、まだまだ続いているよね。それほど時代が大きな転換をしているのかなって思うのね。
世界を見るとあまり変わっているように見えないけど、一時期のバブルの様なゴージャスな感じではなくなって、非常にエコなものも増えたしね。何より変わったとしたら、一人一人の気づきというか、例えば、今の原発問題の動きなんか見ててもそうなんだけど、一人一人が自分のこととして捉えているところとか、一人一人が自分を見つめていくというようなところが、以前にはなかった、すごく広がってきているところで、それがごく当たり前になってきた。
例えば、就職するとか、働くとか、そういう時も、自分は本当は何がしたいのかっていうところがすごく重要になってきてるところがあるじゃない。そういった部分が、時代感としてすごく大きな変化を感じてるんだよね。
関口:
そうですね。
ワダ:
ところで、智恵ちゃんのこれからは、どんな方向に行こうとしてるんでしょうか?
関口:
私は、自分が見ている世界は、自分の心の投影にすぎないと思っているので、既に平和で幸せな毎日ですが、自分でも気がついていない部分で未解決の課題があるとしたら、そういう出来事が向こうからやってきますから(笑)そのときどきでその感情と向き合いつつ、私は自分で浄化できるので、その都度、浄化しつつ、思考パターンを変換しつつ、日々精進、進化しつづけたいですね。終わりはないです。
あと、基本的に、「人のために」「社会のために」とか、そういう言葉は、おこがましいと私は個人的には思っているので、私は「こういう風にしたらいいですよ」みたいな、そういう自分の考えとかを伝えたいというのは、全くないんですよね。そんなのおこがましいと思ってるので。でも、仕事の一部として、たまたま講師業をやっていますが。これまで生きてきて、本当に私は出会ったみんなや目に見えない流れやご縁など、全てに感謝してるんですよね。結婚して、子供が生まれて、日々ありがたすぎて涙・・。みたいなことが、本当に日常なんですよね。
でも、世の中には、どんな恵まれた環境の中で育てられたとしても、大人になってからも怒りの中で過ごしている方とか、あるいは、幼少期からの生まれ育った厳しい環境の中で、死ぬまでそこから出られずにいるような方たちに、 もし私の役割の一つであれば、何かのきっかけで、人生に喜びを感じられるような何かしらのお手伝いができれば嬉しいかなって思いますが、でもそれをしたいということでもないんですね。
ただ、きっと、今までの流れをみると、いろんな業界のスポットライトを浴びている人にご縁があるようなので、莫大な光を浴びるということは、一方で影も大きいんですよね。これからも、そういうかたにメンタルケアしていくような気がします。
ワダ:
例えば、ご縁があって、智恵ちゃんの世界に出会っていく人たちがいるならば・・・
関口:
そう!私で、何かお役に立てることがあれば、ご縁があるんであればという感じですね。
後はやはり、同じ世界感っていうか、あまり表立って公の場では、スピリチュアルな話は私はしないようにしているのですが、そういった古代とか、宇宙とか、哲学的なことや、人間が進化する過程の中で、いろいろ摩訶不思議的な事に気がつくわけですよね。それって、ほんとひっくりかえりそうなくらい、私はビックリしたので、そういったことで、本や映画を見てもそうだし、同じ感覚で率直に話しあえる、そして、切磋琢磨できる様な仲間に会って愛を育みたいと思っていますね。
「どう思う?」「私はこう感じだけど」という様な、人として本当に率直に話し合える人たちと出会いたいし、そういう仲間たちとそれぞれの立ち位置、ポジショニングで、世界とか地球を少しでも良くなるようにできたらいいなと思っていますね。
表面的な仲間やfecebookの友達の数には、私は全く興味がないので(笑)少人数でいいので濃くて深い人たちと同じ時代を生きていきたいですね。
ワダ:
非常に謙虚な感じだね〜・・・笑
関口:
そうですか?
ワダ:
やっぱり大事なのは、自然の流れだよね。そこに介入していくというのが人間なんだけど、すごく意図やエゴを持って介入する。そういうんじゃなくて流れに乗る。
乗れないでいる人が、たまたま智恵ちゃんと触れる機会があって、そんな時、ご縁があれば、そのきっかけで流れにすっと乗れるみたいな感じで、そんな感じなんだろうね。
関口:
そうですね。やはり、私はタレントさんやアーティストさん、著者の方とかにお会いして思うのが、どんなに素晴らしい本とか出して売れていたとしても、その方と会った時に、オーラや発するものが残念だと、それは本当に至って残念と思うので。
著名だからとかいうことには、私は興味がないです。
会った時の波動とかエネルギーとかで、地位とか肩書きとかには、関係ないんですよね。結局、魂が美しいかどうかだから。お会いしてそのかたの波動でしかないです。
そういう人と一緒に進化していきたいし、友達になりたいかなぁ〜・・・
私は会えばご縁があるかどうかは、すぐわかるので、会ってたくさん話がしたい感じですかね。
ワダ:
全てはご縁、タイミングだから、これからも智恵ちゃんとご縁がある方は、何か新しい流れに乗って行くタイミングの方々かもしれないね。。。初めて聞く話もあって、今日はまた新たなご縁を感じました。。。笑 今後ともよろしくお願いします。
今日は、いい話を本当にありがとうございました〜!
関口:
こちらこそ、楽しかったです。ありがとうございました!
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【取材後記】

関口智恵さんは、ここ数年の親しいお友達だから、インタビューではともえちゃんと気軽に呼んでいるけれど、テレビに出たり、雑誌などは毎月のように取材があって、いろんな企業のカラーや経営者のアドバイスも行っている、すごく活躍しているパワフルな女性なのです。インタビュー編集の際に「ともえさん」くらいに変えようかと話したら「そのままでいいのでは?」と、気負わず、飾らない、直観、直球的な人物。だから、彼女の前では僕も飾る必要がありません。といいつつ、飾る事なんてないか、、、笑

智恵さんとは、時折電話や会って話したりする中で、自分自身のことや生き方、宇宙の法則的な話まで、スピリチュアルと意識について、また、人間心理について、よく話し合ったりします。彼女の専門分野は、色彩だけれど、仏教でも色即是空というように、色とは単なる色彩を表すものではなく、色が持つ本質的な力にあり神秘性、また、無意識下に関わる影響やもっと言えば、スピリチュアルレベルでの色が持っている機能や効果について、本当に深く研究していて、最近は、特に、表面的な色彩を超えた、オーラやエネルギーについて取り組んでいるそうで、ますます色の世界が深まっているようです。もともと、直感力のある人なので、その辺りは見えていた世界、感じていた世界を補完していくのが、彼女の色彩ワールドなのだと思います。

週2日以上ヨガスタジオに通い、心身を深めながら、色彩世界を見つめる中に、人それぞれの輝きや魅力、生命力を強めていく。智恵さんの伝える色や生き方は、個人がどうしたいのかを大切にしながら、より良く生きていく道を教えてくれるような気がします。これからも、益々のご活躍楽しみにしてます〜!

関口智恵 プロフィール

広告代理店勤務時代、松任谷由実・工藤静香・CHAGE&ASKA・SMAPなど、500人以上のアーティストの広告宣伝、プロモーションを担当。1998年には SMAPのアルバム「SMAP 012 VIVA AMIGOS!」のプロモーションとして、業界で先駆けとなるラッピングバスを走らせるなど、その戦略手腕は注目を浴びる。

かねてから学んでいた色彩学、心理学などを活かすため、癒し・色をテーマにした「キュア・カラー」を1999年に設立。個人を対象としたカラーセラピー、心理カウンセリングを実施するほか、設立当初から各業界大手企業からの依頼がひきもきらず、色彩はもとより、前職経験を活かした企業のブランドづくりのコンサルティング、商品開発、監修などを多数行なっている。 テレビ番組では、色彩プロデューサー・監修として番組制作に参加するほか、自身が出演し、映画の色使いや環境色彩、流行色の分析についてのコメントや、共演者に(ビートたけし、所ジョージ、少年隊の東山紀之、酒井法子、TOKIO、佐藤隆太、久本雅美、ベッキーetc.敬称略)カラーセラピーを行う。独特の語り口や、メディアからの要望を瞬時に察する能力が支持され、起業して以来、テレビ、ラジオ、雑誌など150以上のメディアに取り上げられ続けている。

2004年から、色彩心理やカラーセラピーを仕事やライフワークに活かしたい方向けにカラーヒーリング講座を実施。その後、一般社団法人日本カラーヒーリング協会を設立。「予防医学のためのカラーヒーリング」と「色をとおした生涯学習の推進」をテーマに活動。カラーヒーリング・アドバイザー、認定インストラクター資格制度を立ち上げ、色彩心理の専門家育成、輩出に携わる。色をとおして「自分を知る、浄化、癒し、未来を創造する」ことができる内容にも定評がある。現在は、社会、教育、医療現場でのカラーヒーリング(色彩心理)の定着を促進し、2人の子どもをもつ母としても未来の子どもたちが希望をもって生きられる社会の創造を目指している。

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