セドナは成長のプロセスを早める

ワダ:
今回のインタビューは、アリゾナ州はセドナに来ています。かなり以前からのお友達で、セドナ在住のイルちゃんことアイル・グラハムさんです。
アイル:
はい。こんにちは。
ワダ:
こんにちは、今日はありがとうございます。よろしくお願いします。
アイル:
よろしくお願いします。
ワダ:
今回でセドナに来るのは4回目なんだけど、イルちゃんとは、もう7、8年ぐらいだよね。
アイル:
そうですね。
ワダ:
初めて会ったのは、イルちゃんに、聖地の案内人として案内してもらったのがきっかけだったね。それから何度か来てるけど、何度来てもセドナはいいね、素晴らしい場所です。イルちゃんには、普通では行けないようなところに連れて行ってもらったり、スエットロッジをしたりと、本当に奥深い体験をさせてもらいました。それから、来る度に会ってるんだけど、イルちゃんもセドナに暮らしてずいぶん経つと思うけど、セドナは、どんなところですか?
アイル:
そうですね。セドナは成長するプロセスをすっごく早めるんですよ。そのためにいいこともあれば、本当に乗り越えなくってはならないことも目の前にいっぱいやってきます。
ワダ:
普通の旅をするのとは、また違う体験がセドナでは起こったりね。
アイル:
例えば、浄化って言ったらわかるかな。結構みんな頭とかハートの中で、ネガティブな思いとか、誰かから言われた言葉をリピートしてしまうのね。それが本当の自分の思いじゃないのに、誰かが言った言葉を自分の言葉と思っちゃう時があるの。そうすると自分の人生の本来の道に行けない場合があって、セドナは、そういう思い込みをキレイに流したりできるところなのね。
ワダ:
それはセドナという場所のエネルギーみないなものが、そういうものを持っていると考えたらいいよね。
アイル:
そう。セドナには「アセンションポイント」というところがあって、地球の中でもセドナは、自分の魂が望む方向に向かっていくことを応援する場所になっているんです。
それが、カテドラルロックの上空に位置しているんですけど、スピリチュアルな道に行っている人とか、自分の人生を自分の思うように、生まれてきた目的に沿って生きたいと思う人が、自然にここに導かれてくる。それは、アセンションポイントがあるから。
ワダ:
興味深いよね。本当に、多くのスピリチュアリストや意識の開かれた人がたくさん住んでるもんね。
自分も以前からネイティブアメリカンにものすごく惹かれていて、だからアリゾナに興味があったんだけど、来て見るとそれ以上にアリゾナが何だか、大好きになってしまった。そんな中でセドナは、昔からネイティブアメリカンの聖地と言うことなんだけど、アリゾナの中でも、環境も特別だよね。何しろ、赤い大きな岩と緑も多いし、北のフラッグスタッフから、ちょうど森と荒野の境のような場所だよね。
アイル:
そうね。ここは森から荒野へと拡がるところだから、地下水が豊富なので緑もいっぱいなんですね。
ワダ:
ここだけだよね。岩や地面がこんなに赤いのは。
アイル:
そうね、セドナだけですね。
この地形はグランドキャニオンと同じコロラドプレートなんです。その一番南端がセドナなのね。
ワダ:
グランドキャニオンも下の方は赤いよね。
アイル:
そうそう同じ。一緒に隆起したの。グランドキャニオンの地層とセドナの地層はものすごく似てるんですね。
ワダ:
セドナの個性的な形をした岩が露出して、そのいくつかがヴォルテックスと言われてるでしょ。浄化されるエネルギーって、もしかすると何億年という歴史の中で削り取られていっている、その削られた記憶みたいなものがあるのかもしれないね。
アイル:
それは、神様の意図で削られてる様な感じがしますよね。
ワダ:
削られて削られて、今現れているもの姿というのが丸裸になってる状態。
それが今のかたち。
アイル:
一つ一つの山がとても神秘的ですよね。
ワダ:
最近テレビでもよく紹介されたり、本とか普通の観光の本でも「セドナ」って紹介されていて、昔はそんななかったよね。
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アイル:
今は素晴らしいよね。昔「どこに住んでいるの」と言われて「アリゾナ州セドナ」と言っても、へ〜どこ?っていう人が多かったのに、ここ2、3年ですね。
ワダ:
芸能人が旅したりね。
アイル:
この前もつい先日、ガイドというか、コーディネートさせていただきました。
ワダ:
テレビのお仕事?
アイル:
いろいろとメディア関係のお仕事もさせていただきました。
ワダ:
前に来たのが4年前かな?道路の工事はずっとしてたけど、今回来てびっくり!ベルロックからアップタウンに行くのに2車線になってるから驚いて、ブッシュの中にも道ができていて、ちょっとショックでもあったなぁ。
アイル:
そうなんです。ベルロックの上から、森をブルドーザーで削り始めてたのを見た時はショックでしたね。昔の道はほんと2車線で対向だったから、ここ数年、急に観光客が増えて来ちゃって、これも時代の流れでしょうか。

自分を空っぽにすれば、最高の体験が入ってくる

ワダ:
今イルちゃんが住んでいる場所はオーククリーク。
アイル:
そう、ビィレッジ・オブ・オーククリーク。通称、V.O.C
ワダ:
こっちから西の方に回るとカセドラルロックの後ろ側。
一般的によく見るところよりも反対側だけど、川があってね。
アイル:
すごくきれいなの。ここから10分くらい。家の前の道を行くと川に行きますね。
ワダ:
こっちのメイン道路に行くとリゾートのように発展しちゃったね。
アイル:
そうですね。
ワダ:
セドナって、初めて来た頃は住んでいる人がみんなスピリチュアルな人かと思ってたんだけど・・・笑、元々の歴史を読んでみたら1900年代初頭に郵便局から始まって、その郵便局長の奥さんがセドナさんなんだね。
アイル:
そう。よく知ってるね!
ワダ:
勉強して来ました・・・笑 その頃から考えれば、元々西欧的なというか、アメリカ的な発展でいうと普通の町として徐々に発展していったわけだね。
アイル:
そうですね。もっと歴史的に言えば、ホピ族のご先祖と言われるネイティブアメリカンの聖地でした。
ワダ:
ヴォルテックスそのものは、結構最近になって1980年代のサイキックな人が「ここはそういうエネルギーがあるな」ということでボルテックスと名付けられたそうだけど。
サイキックな人が言う以前から、ネイティブな人たちはそれぞれの場所(ポイント)を儀式の場所とかで使っていたのかな?
アイル:
もうかなり沢山儀式の跡とかを見つけましたね。私はよく一人で何となぁ〜く歩くんですけど、思わぬところで、トウモロコシの種を削った石臼(マタテ)というのを見つけちゃったりね。
ワダ:
それはそこで儀式をした跡?
アイル:
儀式をしていたり、生活をしていたりしていました。1000年ぐらい古いメディスンホイールや、シャーマンが祈ってた祭壇跡とかもあったりするんです。
ワダ:
一回連れて行ってもらった場所がよくわからないんだけど、古い石で亀のカタチに組んだ石列とか・・・
アイル:
あれもね、1,000年ぐらい古い石でコケが生えてましたよね。普通の方には見つけられないと思います。
ワダ:
あっそうっか、普通の観光ルートではないんだ。
アイル:
違いますよ〜。
ワダ:
イルちゃんがホピ族とかラコタ族とか、アッパチ族の方とかのシャーマンや長老さんがお友達で、特別に行かせてもらえる場所というのがあるみたいだけど。
アイル:
実は、私が見つけるんですけど、それで長老たちをお連れするんです。
そして、一緒に儀式をするんですねぇ〜。
ワダ:
えっ!イルちゃんが見つけちゃうんだ。
アイル:
そうなんですよ。長老たちが「君はすごい」って、そう言ってくださっているんだけど、なんか光がふ〜っと降りるんですよ。それも道無き道なんですけど、行ってみるとそこに祭壇があったりとかして、結構いろんな部族の長老をお連れしています。
ワダ:
へぇ〜面白いね。
アイル:
はい、太鼓判頂いてます。
ワダ:
アハハ
アイル:
地図に載せちゃうと皆さん行ってしまうので・・・
ワダ:
そうだよね。昨日も実はイルちゃんに会えなかったので、かみさんを連れて例のシークレットな場所に行ってみようと思って、トレックルートを外れてここだと思って、直感で行ってみたら途中から太鼓の音がし始めて、儀式でもやっているのかなと思いながら、もしかすると、この間もエアポートメサの上で若者たちが演奏してたから、同じように儀式めいたことでもしてるのかなと思って取りあえず行ってみたら、洞窟の下でホラ貝みたいなのを突然吹かれて、ちょっと警告的なものかなと感じ始めて引き返したんだけどね。
アイル:
素晴らしいですね。せっかくセドナに来たんだから、ネイティブの姿を見たいとか、自分もセレモニーにちょっと参加したいと気持ちが働くと、その場の空気を読まずにズカズカズカって入って行っちゃうんですよ。私から見るとスピリットの流れ、その場の流れを見ないで、自分のエゴとか欲求だけで行ってしまっているように見えてしまうときもあります。大きく全部のバランスを見ながら次ぎに行く場所、自分がどういう風に過ごしたいかを直感を通して行くと、本当に素晴らしい所に導かれて、素晴らしい経験をするんですね。
ワダ:
はい。
アイル:
せっかくセドナに来たから、ここも行って、有名なヴォルテックス4つも見て・・みたいに、セドナにいるのに、日本でインプットした情報だけが頭の中を占領していて、まるで日本にいるようなフィルターで見ちゃうのはもったいない。日本にいた時の欲求だけを持って来ても、本当はセドナに来たらそんな欲求はないはずなんですよ。違う環境だから・・・。
そういうところに焦点を当てるよりも、今ここにいることだけに意識を向けると、きれをいな光が太陽から降り注いで、木が風に揺らいでいるのが、全身で感じられたりします。この辺の木って全部、アロマテラピーの効果があって、ジュニパーとかサイプレスとか、セージとかが自然に生えてるんですね。そういうアロマテラピーの効果を含んだ空気を胸いっぱい吸って、キラキラキラキラ光るクゥオーツを含んだ赤い大地を、一歩一歩、歩くだけで、足の下から浄化が自然に起こってきたりとか、大地の母なる恵みが入ってくるんですよ。
ワダ:
なるほどね〜。
アイル:
それは自分を空っぽにしないと入ってこない恵みなんですね。
一番空っぽにしないといけないのは頭の中で、頭の中をいかにカラッポにするかが大事なの。セドナに来たら今までの都会での生活とか、日常の生活の癖とか、できるだけストップすることを意識すること。
そうすると、本当にたくさん想像以上に、素晴らしい最高の経験が入ってくるんですね。
ワダ:
あそこを見ておこうとか、行ってみようとか、それがタイミングで行けなかったら行けないということを受け入れてね。ここに来れただけでも十分で、すでに用を達しているというかね。
アイル:
そうそう、青空が見えなかった場合でも、雨が降っていた場合でも、それを楽しむ!
もうセドナという土地にたくさんの恵みがあって、エネルギーも本当にたくさんあるので、出会う人も、本当にステキな方ばっかりなんですよ。スーパーに買い物に行っても、ここはアメリカかと思うぐらい、みんな笑顔ですよね。
ワダ:
車で走ってても、横断報道に人が立っていたら、みんな止まるよね。
アイル:
うん、そうそう。本当、自然な優しい空気があるので、そういうものを感じにいらしてくださってもいいと思いますし、できれば、あまりお買い物だけとか、有名なヴォルテックスに行くというよりも、朝起きて、その時の気分を感じて心に聞いて一日を過ごしていただきたいなぁと思いますね。
ワダ:
時差があるから、どうしても夜眠れなかったりとか、それで朝日を絶対に見ようと思って無理して行くよりも、眠い時は寝ちゃう。
アイル:
そう!寝てる時にもたくさんエネルギーが入って来て、夢で終わらせてくれるのがあるの。結構悪夢を見る人も多いんですけど、うなされたりとか、それも夢で終わらせているんですよ。そういう時はきっと、日常すごく忙しく過ごされている人かもしれないので、セドナに来てゆっくり寝て、夢で浄化して、体を癒してっていうプロセスをしてるんだと思うので・・・
ワダ:
例えば、時間がある人はいいけど、なかなか時間がとれない中で頑張って来て、そうすると3日間だけだと、あれもこれもで一生懸命になってしまいがちだけど、やはりその時の流れとか、そういうものを感じながら行動するのが良いよね。
アイル:
そうね。それが一番の過ごし方だと思いますね。たった1個でも一カ所でもいいんですよ。行って静かにできる自分になること。「次どこいこう、どこ収めよう」というより「これで良し!」と。
ワダ:
そうすると多分回りきれなくても、次回のチャンスが生まれるよね。
アイル:
来るんですよ。不思議なことにね。。。
ワダ:
歩いていると気づくことがたくさんあるんだけど、それは日本にいてもね、日常で起こっていることだと思うけど、そういうのがより気がつきやすいというか、例えば、昨日もカミさんと歩いてて、ボイントンキャニオンに行ったんだけど、あそこはデッドマンズトレイルというのがぐるっとあるでしょ・・・間違えるはずがないのに、デッドマンズトレイルとボイントンキャニオンの分岐を、分かりやすいから間違えるはずがないと思っていたのに、なぜかすでにデットマンズトレイルを歩いていたのね。
「あれ?こんなに遠かったかな」と思いながらずっと歩いてて「これは違うぞ」と思って戻りながら、ふっと見たらボイントン・キャニオンがすでにちっちゃく見えてて、もっと前に後ろを振り返っていたら、違うってわかるわけね。
アイル:
うん。
ワダ:
これって人生に例えたら同じでね。前ばっかりしか見てないと、どんどん突き進んで、にっちもさっちもいかない所まできちゃうとか、疲れちゃってね。
ちょこちょこと内省するとか、自分を顧みる、振り返るということをしておけば「あっ、あそこでいいんだ」って、大げさな気づきかも知れないけど、そんなちょっとしたドラマがあるなって思ってね。
アイル:
なるほど、素晴らしいね〜。
ワダ:
流れに沿って行けば、どんどん拾って行けることがあるよね。
アイル:
あそこはすごいパワフルな道なんですよ、デットマンズパスって。
ある次元への入口のパスなんですね。
ワダ:
へえ〜。
アイル:
ある意味そっちに行ってしまったのも、間違えただけじゃなくて、意味があるような気がしますよ。
ワダ:
名前がそうよね、デッドマンズトレイル。
アイル:
なんで、デッドマンズトレイルなのかわかる?
ワダ:
えっ、何でしょう??
アイル:
あそこからたくさんのデッドマンがでたんですよ。
ワダ:
どういうこと?あの、骨とか?
アイル:
そう。昔の先住民のね。一つの仮説なんですけど、この辺一帯のネイティブアメリカンたちが一斉にいなくなったんですね。知ってますか?
ワダ:
あーなんか、アナサジインディアンが突然いなくなったというような話あるね。
アイル:
そうね。もう、ご飯とか作りかけのままだとか、本当に生活しているままの状態で、突然ネイティブたちがいなくなっているんですね。
ワダ:
突然いなくなったっていう話は、そのぐらい緊急にいなくなってるんだ。
アイル:
そうなの!それは、誰にもわかっていないんだけど、セドナ在住の世界的に名の知れたチャネラーの話によると、当時のネイティブアメリカンたちは、意識のレベルを上昇させて、次元も上に行こうと試みたところ、次元と次元の中間に入っちゃったんじゃないかということです。その時の平均寿命ってだいたい20歳ぐらいなんですね。長老と言われている人でもだいたい30歳ぐらいなんですって。だからやっぱり若気の至りってあるじゃないですか、長老も判断ミスをしてしまったのかもしれないですね。それで、もしかしたら次元を下に?それで地下のそっちの方に入っちゃったんじゃないかって・・・。
ワダ:
次元上昇ではなく。。。
アイル:
うん、それで、突然いなくなったんじゃないかっていう話とあの辺の地下には、今あまり外には出ていない情報なんですけど、トンネルがあるんですね。
アトランティスの時代の最後って、洪水で崩壊したのわかりますか?
ワダ:
え〜っと、はい。
アイル:
それでノアの方舟の伝説とかありますよね。ボイントンキャニオンにカチーナウーマンっていうヴォルテックスがあるんですけど、そこもセドナの原住民のヤバパイ・アパッチにとっては、とても大事な岩なんですね。
それは人類発祥の場所なんです。それで、アトランティスが崩壊する原因となった洪水の時に、もう人々はこれ以上生きていけないと思い、大事な聖女一人だけを丸太の中に入れて、キツツキも一緒に入れて流したの。それで「僕たちはいなくなるかも知れないけど、君は残って後々の人類をまた作ってほしい」という事で、祈りと共に流したのね。
そして、その丸太が行き着いた所が、カチーナウーマンの麓だったの。
ワダ:
へぇ〜・・・そういう伝説があるんだ?
アイル:
そうなの。そうして時が満ちた時、聖女がキツツキを外に出したら、水が引いて木が生えていて、キツツキが木をコツコツとつつき始めたの。「もう大地ができてる」と思って外に出て、そこで、その女の子から人類が生まれたという場所。
ワダ:
神話的な伝説の中では、何らかのシンボリックなストーリーになってるとは思うんだけど・・・
アイル:
これは、実際、今調べてるところなんだけど、洪水が起こった時に先住民たちは、みんな地下に潜ったのね。その先住民たちは、もともと中米のコロンビアにいたの。ホピ族、マヤとかそういうネイティブの人たちは地下に潜っていて、そこからトンネルを通って、水が引いた時に地上に出て、その出たところがホピ族の村とか、ラコタ族とかアパッチとかね。
ワダ:
へえ〜そんな話があるんだぁ!
アイル:
それは本当で、どの部族にも同じような伝説が残っていて、そのトンネルの一つがボイントンキャニオンの下で発見されたんですね。
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素晴らしい光の世界へと意識を持って行くことが大事

アイル:
ネイティブアメリカンの人たちって、先祖が一緒なんですね。
中米の辺りから、みんなこうやって移動して、そして、地上に出た場所でそれぞれこうやって発展している。
ワダ:
一般的に考古学でいくと、モンゴロイドであるユーラシア大陸から渡って来たという話があるけど、グラハム・ハンコックさん神々の指紋で、伝説を検証したら、ようするにムーとかアトランティスが沈んだ時に生き延びた人たちで、やっぱり中南米かな、そこへケツァルコワトルの伝説があって、そこから、今の世界が発生してるっていう。言葉も言語学的に分析すると、ベースとなる言語の構造がネイティブの構造とどこどこがすごく近いとかあるでしょ。不思議な話がね。
アイル:
そうなんです。
ケツァルコワトルを象徴する中米からの若い部族たちは、北米に行き、そしてお兄さんというか、上の人たちが南米に行ったんですよ。その時に、北に行った若者たちは、イーグルの羽を持って行き、そして南米はコンドルの羽。
それで、今予言の一つで「分かれた兄弟たちが一つになる時。イーグルを持って行った弟軍団とコンドルを持って行ったお兄さん軍団が中米でまた一緒に出会い、一緒にダンスをすることで、平和な世の中が訪れる」っていうことで、それで、2009年にその予言に基づいて、セドナで大きなギャザリングが行われたんですね。
ワダ:
ギャザリングっていうのは、部族の人たちが集まって。。。
アイル:
日本から80人くらい、いらっしゃいました。シャーマンや長老たちも100人以上。いろいろとお手伝いしました。
私も2011年の夏にコロンビアに行って来て、長老たちの祈りに参加して来たんですけど、やっぱり中米は今大事ですねぇ。
封印された予言を公開し始めたのが2007年くらいかな、ガテマラのアレハンドル長老を日本にお連れしたんですが、マヤの予言での、2012年に何が起きるかというそういう予言の最高管理者なんですね。
ワダ:
はい。
アイル:
もともと、私は巡礼とかでご一緒させていただいて、大事なメッセージを日本に届けないといけないから、私を日本に行けるようにしてくださいということで頼まれたのが、多分ロビンに会った頃だと思います。
ワダ:
その予言ってどういう予言だったんだっけ?
アイル:
それは、2012年を怖がるなというものでした。長老がなぜ日本に行きたいかというと、ハリウッド映画とかマガジンとかで何が起きるんだろう「災害が起きるのだろうか」「地震とか津波とかすべてが滅びるんじゃないだろうか」と、恐れの方に意識が行ってしまって、集合意識の恐れというのが一番怖くて、ただそれはプロセスの一つで、大きな浄化の後に生まれ変わるための一つのプロセスだから、いかにそれを最小限の犠牲で次ぎに乗り切るかっていう時なんですね。
いま、みんなの意識を、次のワクワクする素晴らしい光の世界へと意識を持って行くことが大事。不安なとこだけに意識を向けると、史上最大の怖い事態になっちゃうんですね。それはプロセスのひとつなので、さらっと行けば、さらっと行くのに、そこに意識を向けると止まってしまって、たくさんの人が犠牲になってしまったりとか、そういう危険性を長老は感じて「私を日本に連れて行って欲しい」って言ったんです。それで、そのメッセージを伝えに行ったんですね。
そのメッセージを言っている中で、長老がシェアしていたのは「いくつまでしか予言がなかったが、最近新たに発見された」と、言っていました。「今、それを研究している」って言ってました。昔の言葉で書かれているので、たくさんの人が検証して、意見を言い合って、それで結果が出るものなので、発見されたということだけを言いに行ってましたね。
ワダ:
さすがは長老だね。やはりみんなの意見を集約しながら、誰かの独自の判断ではなくて。。。
アイル:
その2012年12月21日という日も昔のカレンダーで言っている、一つの太陽のサイクルが終わる時なんですけど、グレゴリオ暦じゃないんです。それは、全然違うサイクルで、前のカレンダーからグレゴリオ暦になる移行期間というのもあって、それが何日間かが、まだよく分かっていない。まさに2012年12月21日って誰も言えないんですよね。今かも知れないし何十年先かも知れない。でも必ず起きる。それはもう何千年ものサイクルで繰り返して来た一つのプロセスだから、今は昔と違って、情報がいっぱいで、自然のエレメントとも繋がりづらい人たちもいっぱいるし、昔は自然のエレメント共に生きていて、こんなに情報とかもいっぱいじゃなかった。ちゃんと自分の心にいたから、上手く乗り切ってたんですよ。今は「恐れ」というものを簡単に生み出しやすい世の中なんですよね。メディアとかいろんなもので、本当の自分の心でいるよりも情報がいっぱいあり過ぎて、簡単にネガティブに行きやすくて、それが一番怖いんです。
ワダ:
集合意識が、現象を引き起こして、いろいろな物事を現実化させてるので、いまの世界は、僕たちの集合無意識が現実化したもの、そういう意味で、セドナに来ることも、リセットすることができる、または、きっかけになるってことだね。
アイル:
はい。いろんなものが頭についてしまったものを、カットしに来るの。長く伸びた髪を美容室でヘアーカットしにくるみたいにね。

自分が癒される場所、そこがあなたのパワースポット

アイル:
日本に行くと、あるFMのラジオでスピリチャルトークをさせていただいてるんだけど、質問コーナーがあって「パワースポットとは何ですか?」って言われて「もしかしたら、あなたの裏庭かもしれません」って、答えたんですね。
ワダ:
あ〜深いね。
アイル:
「思い込み」とも言いました。パワースポットは思い込みなんです。どこでも自分がここにいると癒される、光が入る、呼吸が一杯できると思ったら、そこがあなたにとってのパワースポットですと。
ワダ:
そうだよね。自分がいてすごく気持ちいい場所と良くない場所、誰でも感じる場所があるよね。
アイル:
まさしくそれなんです。そこへ行かなくちゃご利益とか、エネルギーをもらえないんじゃないかではくて、近くの公園の大きな木の下かもしれないし、そういう所に自分が行くことを許してあげることがまず大事。
休みをとって、この日にパワースポットへ行こうというのも大切だけれども、普段の日常の中で、「パワーを感じよう」と、自然の中でとりあえず大地に立ったり、コンクリートしかなければ、青空を見るだけでもパワースポットなんです。青く高い空を見て、そこから降り注ぐ太陽の光とかを感じて欲しい。その上には宇宙があって、地球の周りには堺がないんですよ。
自分の頭の上には永遠なる宇宙がある。どんなパワースポットへ行こうが、今自分がいる所で宇宙に意識を向けて「宇宙のエネルギーが頭の上から入って来ま〜す。許しちゃいま〜す」と思うと、その場所がパワースポットになっちゃうんです。だから思い込みでいいです。その練習をしてると、人混みとか会社の中でも縮こまってストレス浴びちゃうのは、自分しかいないと思うから、外からエネルギーが入ってこないと思うからなのです。自分が開いて呼吸をすれば入って来ます。
ワダ:
自分自身のチャンネルを開くという意識に持って行き易いように、例えば、セドナとか、いわゆるパワースポットという場所に来てみて、この感覚というものを自分が気に入ればだけど、その感覚を記憶に留めておくとか、持ち帰ることによって、またいつでもどこでもマイセドナを作る・・・笑。
アイル:
そう、その感覚をセドナでは見つけやすいですよね。
ワダ:
それをいつも思い出せるように、自分の中にチャンネルを作っておいて、そうするとより開き易いね。
アイル:
セドナはチャンネルを繋げるのを体に思い込ませる所かな。
1回来るとわかりますよね。「あ〜これかぁ〜、これがパワーか〜」って感じね。
ワダ:
やっぱり気持ちいいんだよね。
アイル:
私もここに住んで、もう10年以上になるけど、毎日、散歩すると発見させていただいています。感謝しかない・・・
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スエットロッジの不思議な体験

ワダ:
ここセドナで、イルちゃんにお願いして、何度かスエットロッジをやったんだけど、ある意味ではスチームサウナなんだけど、 やはり神聖な儀式であるせいか、特別な体験をする人もいるみたいだね。僕は、そんな特別な体験というのはないんだけど、やはり、毎回気持ちがスッキリするし、ビジョンが明確になるとか、これでいいんだ、このままでよかったみたいな自信というか、自己肯定感が強くなったり、もちろん、人それぞれ違う体験をするし、僕の個人的なプロセスでの体験なんだけどね。
アイル:
そうね、ひとそれぞれ、いろんな体験を、毎回、異なる体験をすると思います。
ワダ:
スエットロッジの準備してる時に、デジカメで周囲を撮るとすごいオーブが写るよね。
アイル:
でるね。
ワダ:
あれ不思議なんだけど、僕が撮影したときは、デジカメの一眼レフでは全然写んなくって「なんで僕だけ写んないんだろう、自分のエネルギーなのかな」って思って、他の人のコンパクトデジカメはみんな写ってる。それで、僕が他の人のカメラ借りて写すと、やっぱ写るのね。性能のいいカメラだと写らないのかな〜・・・笑
アイル:
そうなんですよ。不思議なんです。
去年1年間、ある聖地で精霊が写ったことがあって、動く精霊。
ワダ:
へえ〜
アイル:
ビデオにも撮れないし、写真でも撮れないんだけど、コンパクトなデジカメのファインダーで見ると見えるのね。10人位並んで、私がここにいるよって言うと、みんな「わぁ見える」って、モンシロチョウチョみたいに、パタパタパタパタって、地面から30センチ位離れた所でパタパタしてるの。
ワダ:
おもしろいね。
アイル:
スピリットも最近まででないんですけど、みんなに見せてくれて、みんなも本当にいるんだということがわかったの。なぜか一眼レフじゃ見れないのね。なぜかキャノンの10メガ位のが一番見やすかったです・・・笑。
ワダ:
スピリット見るならキャノンか・・・爆笑
アイル:
ソニーだと見づらくて、ただ動いているのね。キャノンのがちゃんとこういう物体で見れたんです。キャノンすごいよね。精霊とつながり易い波動なのかな?メーカーによって見え方が全然違っていました。
ワダ:
オーブも見える見えないって言うことではなくて、間違いなくそれは何だとは言えないけど、確実にあるね。
アイル:
だから相性があるんでしょうね、きっと。

自然の中に入って、儀式を通して触れ合う

ワダ:
イルちゃんは以前はセドナの見どころやスピリチュアルな場所を案内するガイドという仕事だったよね、最近、セドナもすごく観光地化されて、ガイドも資格を取らないとだめになって来たみたいだね。
アイル:
そうですね。申請しないといけないんです。私はもうガイドではなくて、司祭者ってわかります?ミニスターなんですけど、結婚式とか、お葬式とか何でもいいんですが、セレモニーをする「ミニスター」という資格を取って、私はご案内しています。 うちの庭で結婚式もできるし、お庭にミニスタン・ホイールを作っているんですけど、それか、どこかいい場所で青空教会ですね。私がセレモニーをあげる教会で、一緒にどこかに行って自然を感じる儀式をしましょうっていう、巡礼みたいな感じでご案内させて頂いています。  「巡礼」って言葉では変だけど、一緒にスピリットを感じる。自然の中に入って、お客様とスピリットとの間にいさせていただいて、儀式を通して触れ合う。儀式をしない時もあるんですね。いつもスピリットの声を聞きながら、次はこちらっていう風にご案内して、必要であればヒーリングをしたり、誘導瞑想をさせていただいたり、それも全然こだわっていないんです。
ワダ:
カテドラルロックの西側になるのかな。そっちの岩山の上に登ると、ネイティブの人が儀式をあげているホイールがあるでしょ。
アイル:
うん。今はもう崩れちゃいましたけど、ありました。
ワダ:
そうなんだ。あそこもすごいエネルギーが高い場所だったよね。
アイル:
あそこはすごい場所ですね。
ワダ:
あそこで結婚式とかいいね。
アイル:
お勧めですね。
ワダ:
他にもそういう2人だけの場所とか、1人でもそういう場所で静かにいてみたいというところとか、やっぱり連れて行ってもらわないと普通のツアーでは行けないしね。
アイル:
そうですね。とっておきの場所がいっぱいありますよ。
ワダ:
イルちゃんに連れて行ってもらうには、どうしたらいいんですか?
アイル:
Webサイトを見ていただければ、説明しています。
ワダ:
ぜひ、お願いして、秘密のスポットに連れて行ってもらうといいかなと思います。
アイル:
そうですね、ご案内させていただきます。
ワダ:
僕もまた近いうちに来たいと思います。
アイル:
もういつでもお待ちしております・・・笑
なんだか、古い友達に会った様な嬉しさがありますよね。
ワダ:
そうだね〜魂の友達だね・・・今日は、ありがとうございました。
アイル:
こちらこそ、本当にありがとうございました〜!
facebookコメント ご感想などご入力ください。
【取材後記】

セドナは、ハワイ島と並んで、僕のもっとも好きな場所のひとつだ。セドナだけでなく、アリゾナからユタ、ニューメキシコのいわゆるグランドサークルと言われる先住民ナバホ族やホピ族の居留区エリアの荒野が大好きで、何度か訪れている。

イルちゃんと出会って、もう、7年、8年になる。今回4度目のセドナだったから、大した回数もセドナには行ってないし、イルちゃんと会ったのも、そういう意味では4回目ということになる。イルちゃんが日本に戻っても、僕とのタイミングもあって、日本で会ったことはない。でも、なぜか、イルちゃんはとても身近な人に思える。

イルちゃんは、不思議な空気を持っている人だ。会えばわかるけれど、どこかふわっとしていて、ファンタジーの世界から現れた妖精みたいなところがある。セドナで会う度、日本の近況の話などするけれど、アメリカに住んでいるからという理由だけでなく、そもそも時事ネタは、よっぽどのニュースや話題以外は、ほとんどご存じない(笑)。というか、それはとてもいいことでもあって、世の中には、知らなくてもいいどうでもいいような情報に溢れている。そういう意味で、イルちゃんは、自分が大切にすることにフォーカスして人生を楽しんでいるようだ。

いつも笑顔を絶やさず、明るく、爽やかに、楽天的で、前向き、ポジティブ。細かいことは気にしない。イルちゃんの人生もいろいろとあって、ここセドナに行き着いたのだと思うけれど、彼女の人生を通して、セドナからの恩恵を深い部分から伝えてくれるひとりだと思う。

数年前に他界された、ご主人のリーさんことLipoさんにもお世話になった。初めてご自宅におじゃましたときに、おいしいカレーを作って待っていてくれたことを懐かしく思い出す。リーさんが病気になって生死をさまよったときも、セドナへ行く機会が重なって、フラッグスタッフの集中治療室へお見舞いに行ったこともあった。その後、奇跡的に復活し、元気な姿でお会いすることができたけれど、ますますを持って、宇宙人のようになって・・・笑 高次のお話しを聞かせていただいた。僕にとって初めてのセドナは、イルちゃんやリーさんとの出会いが同時にあったので、セドナはいつもとても身近な場所にも感じている。イルちゃん、セドナからのエネルギーをいつもありがとう!

アイル・グラハム
プロフィール

Celestial Light 主宰
セドナ・ドルフィンズ
スピリチュアリスト

photo

バブル時代、銀行に約12年間勤務。ここで3次元的なことを学ぶ。毎週末、海に行き、ウインドサーフィンでストレス解消をしていたが、少しずつ蓄積。ストレスが身体に影響をし始めたのをきっかけに退社。

その後、アロマテラピーや瞑想を始める。ドルフィンスイムに興味を持ち、日本や海外の野生のイルカと泳ぐ。

1997年、バハマへドルフィンスイムに行く途中、セドナに立ち寄る。
壮大なパワーと自然に魅了され、いつかここに住むことになるだろうと確信する。

2001年10月、横浜での平和を祈るイベントに出演した際、セドナから来日した、音楽家であり、アセンディッドマスターのチャネラーでもあったLipo(リポ/リー)と運命的に出会う。

2004年2月、Lipoと結婚。本格的にセドナに拠点を移す。

2009年に肉体を離れスピリットとなったLipoとチャネリングを通してつながり、共にアセンディッドマスターの教えを広めている。

また、瞑想やヒーリングなどを取り入れた、ボルテックスにおいての、スピリットエナジーワークや、クリスタルベッドを使用しての、アセンディッドマスターヒーリング・リーディングセッションをおこなっている。

またネイティブアメリカンの長老たちと共に「平和の祈りの巡礼」の企画コーディネートをして、多くの日本人が巡礼に参加するのをサポートしている。 最近は必要を感じて、ヨーロッパ方面への巡礼にも意識を置いている。

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