【取材後記】
かくして、貴重なインタビューは実現した!
思いは実現するものだ。最近つくづくそれを実感する。繰り返して言いたい。思ったことは実現する。思いが実現するのは、大きく分けて二つあって、ひとつは、意識的に思ったことが実現することと、無意識レベルで作用して実現してしまうこと。最近は、もうひとつ、カルマレベルで作用する現象化がわかってきたのだけれど、それは、ここでは関係ない話だ。意識レベルにしろ、無意識にしろ、思ったことは、自分にとって都合のいいことも、ネガティブなことも何らか現象化する。
前置きが長くなったが、デイヴィッド・R・ホーキンズ博士に直接話が聞きたいと思ったのは、随分前のことだった。そう、エハンとソニアが、博士の「パワーか、フォースか」を翻訳して、それを読んで、この人は絶対に会わなきゃいけないと思っていた。
それから、まさか、こういうカタチで、博士に会うことが実現するとは予想していなかったけれど、何しろ、その頃は、自分がこんなインタビューWebサイトをやるなんて、思っても見なかったから。ただ、会うだけじゃなくて、英語もまともでない僕が、高齢の博士を2時間以上もインタビューしている。非常に、ありがたく、貴重な体験だ。それだけじゃない、博士の貴重なメッセージを日本の皆さんに届けるという使命までセットアップされていて、自分の企画ながら、少々緊張と混乱もあった。
とにかく、そんなわけで、インタビューしたいと、申し込んでしまった。しばらく時間はかかったけれど、OKになった。5月にセドナに行ったばかりだというのに、10月にまた、アリゾナへ出かけていきました。セドナは、何度行っても素晴らしいところです。こうして実現した博士のインタビューですが・・・
実は、博士について、知らない人がとても多いのです。「ホーキング博士!?えっあの宇宙の?」ってそりゃ、スティーブン・ホーキング博士です。ほとんどの人が、宇宙の博士だと思っている。
僕の周りでも、博士の本を持っている人が多いのだけれど、真剣に読んでいる人が実に少ないのは残念だ。もし、博士の本を持っていて、じっくり読んでいない人は、ぜひぜひ、読み返してください。速読なんて、もってのほかです。しっかり精読してください。持っていない人は、いますぐ、アマゾンで、買ってください。
パワーか、フォースか―人間のレベルを測る科学-デヴィッド・R-ホーキンズ
なんて、ここまで宣伝していますが、出版社とはなんのご縁もありません・・・笑
そんなわけで、博士の本を読んで、これまでバラバラだった自分のいろんな情報が一気に繋がったのです。まあ、僕の場合のお話なんですが。。。
博士は、ウエストセドナで、キャセドラルロックやセドナの盆地のような中心的な場所が見渡せる場所から少し入った、セドナでは珍しい背の高い樹木が茂る場所に静かに暮らしていた。もともと牧場だったそうで、水路が惹かれていて、その豊かな水のために、木々の植生が異なっていたのです。博士がまだ、足腰丈夫な頃に、いくつかのコテージを自分で建てたということで、手作り感のある素朴なつくりが博士の生き方を感じさせてくれました。
博士は、とてもジョークが好きで、身体に似合わず低い声でゆっくり話しながら、時折、サンタクロースのように、ホーッホッホッホと笑うのです。どんな質問にも明確、明晰で、至ってシンプル。奥さんのスーザンの腕を借りて、ちょいちょいっとキネシオロジーテストを行います。さすがに、20数年以上、何万回もテストしてきた博士なので、こうして、簡単に反応を見分けることができるのでしょう。僕も、しっかり練習したいと思います。
このキネシオロジーテストについては、「パワーか、フォースか」にも詳しくそのやり方などが解説されていますし、このマッスルテストは、診断テクニックとして、臨床的にも長年使われていきました。ジョージ・グッドハート博士による研究に、ジョン・ダイアモンド博士が広い応用を与えたものです。医療の現場では、処方の薬のその人への適合性などチェックされたりします。
このテストは、真実とウソを見分けるのに、簡単で、効果的な方法です。パワーか、フォースかでは、そうした真実性についても、社会や宗教などあらゆる分野の真実性について詳しく書かれています。どれだけ、真実を書こうとしても、書き手の思いこみが入り込んで、その真実性がゆがめられます。博士は、その事についても言及していて、博士の本や各章の真実性も計測し、最後に載せています。いずれにしても、世界は欺瞞に満ちています。僕たちが真実を生きることはとても難しいのかもしれません。博士が伝えたいことは、意識は進化していき、最後には悟りのレベルに達して、それまでは、輪廻転生を繰り返し、ついには、この世界に戻ってこない存在になるということです。博士は、940というとんでもなく高い世界を体験し、実際の博士の数値は愚問と思い、聞いていませんが、もう、この世界には戻らないと、決めているそうです。
多くの人は、死んで戻れるのなら、また、この世界を楽しみたいと思っているのでしょうか?僕は、もし、あっちの世界があって、そこが素晴らしい世界ならば、もう、こちらに戻らなくてもいいかなって思っています。もう、子供の頃のように、勉強したくないし、大人になる試練もめんどうくさいという、いささか、レベルの低い思いからなのですが・・・笑 まあ、戻ってきたら、しょうがないですね・・・笑 あきらめて、また、振り出しから歩きますか・・・ゲームは、なかなか上がれないものかもしれませんが、しっかり上がりを目指して、もう少々まじめに人生を生きたいと思います。
博士、貴重なお話をありがとうございました!